2017年5月19日金曜日

水耕栽培について

本日は、研究室のメンバー全体での研究会は行われなかったが、自分自身の卒業論文を進める上で、アイデアを思いついたので、永原先生に直接相談を行なったので、そのことについて記述しようと思う。

前回の研究会では、以下のようなアドバイスをいただいたので、その内容をもとに、施設園芸農業、人工知能(AI)やIoTについて資料にまとめた。

  • 幅広く農業について考えると、たくさんの研究や意見が存在し、卒業論文を行うにあたって、非常に難しくなるので、簡単に育ちやすい農作物を調べることや条件を決めることによって、問題を簡単にすることが重要である。
  • 自分の発表内容から、どちらかというと植物学などの分野に逸れてしまい、実際の農業における問題を解決するのであれば、もう1度、今まで調べた内容を整理し、施設園芸農業の特徴を考えながら、研究の原点に振り返る。
  • 室内でできる簡単な農業として、水耕栽培というのを見つけたので、家庭でできる簡単な農業についても調べる。
  • データが取りやすく、簡単に育てることのできる農作物について考える。それに伴って、コストパフォーマンスや働かせる人の労働についても考えるべきである。


このことについて、研究内容や文献等の資料だけでなく、友達などの様々な第3者の意見を参考にし、卒業論文のテーマを決めていたのだが、ある1人の友達に、「農業といったら、少し前に水耕農業というのが流行った」という意見を聞いたので、実際に水耕農業について調べることにした。

水耕農業とは、土を使わず水と液体肥料(溶液)で植物を育てる方法である。(→サイト Living Farm から引用)
水耕農業のメリットとして、連作障害を防ぐことができ、さらに、塩害等の問題も解決することができるので、家庭などの室内で簡単に農作物を育てることができる。
私は、水耕農業のメリットを生かし、人工知能(AI)やIoTの技術と結びつけて新たなビジネス展開ができるのではないかと考え、様々な研究内容や文献等の調査を行なったところ、以下の画像に示すIoT水耕栽培機「foop」を発見した。

上の画像は、このURLから引用

上図のIoT水耕栽培機「foop」は、スマート菜園というのを目標とし、スマートフォンとアプリで連携させることによって、IoT水耕栽培機「foop」内部の気温や湿度、CO2濃度等を遠隔モニタリングすることができ、逐一確認することができる。また、自分で栽培することのメリットとして、独自のオリジナルな育て方ができ、このことにより、野菜が甘い方が好きな人や少し苦い方が好きな人などの様々な消費者のニーズに答えることができる。
これらのことより、永原先生と相談した結果、このIoT水耕栽培機「foop」を使って、農作物を品種改良を行わずに、味や色、匂いを変えることができるかについて、中心的に考えて行こうと思う。
また、永原先生から、農業とデザインの分野を組み合わせる意見について、フランス料理やイタリア料理等のおしゃれな料理の店で提供される料理の中の野菜について、その野菜を品種改良を行わずに形を変えることや野菜に文字を描くことができる装置の開発を行うことにより、より一層、料理がおしゃれになり、お客様が増えるのではないかと考えたので、このことについても、次回の研究会までに研究内容や文献を調べ、資料を作成しようと思った。
さらに、IoT水耕栽培機「foop」だけでなく、永原先生から、土壌に差し込むだけで、太陽光で電力を供給しつつ、土壌中の水分・気温・湿度が計測し、実際にスマートフォンにデータを起こることのできる装置を教えてもらったので、そのことについても、研究内容や文献を調べ、資料を作成しようと思った。

<参考文献>
・水耕栽培について
http://www.living-farm.com/category/1522845.html
・IoT水耕栽培機「foop」
https://foop.cestec.jp
・foop IoT水耕栽培/スマホで簡単管理、自宅でできるおしゃれな水耕栽培キット
http://allgoodpost.com/foop-iot水耕栽培機/

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ブログ作成にあたって一言

初めまして 北九州市立大学情報メディア工学科の 永原研究室 に所属している長野 陸です。 現在、私は  永原 正章  教授のご指導のもと、日々勉学に励み、自動制御と人工知能の研究を行うことにより、農業での問題や人間を含めた地球全体での生態系に起こる環境問題の解決に取り...